2023年6月15日木曜日

破門と日常

 くっどいようだが、オレは別に強い選手を指導したいわけじゃァねぇ!
てめぇを必要としてくれる選手を、テメェが好んで指導しているだけの、
そうだね。道楽者だ。

今現在指導している選手で、破門をくらわなかった選手は一人もいない。
一番多いのはバカンタであることは言うまでもないけどね。

モチのロン、アヤカも例外ではない。
考えてみれば、歴代でUtake一家で一度も破門をくらったことがないのは、夏海くらいかな?

だって、本当に見たくないんだも~ん。

必ず言う台詞がある。
「お前はもう全国大会にいけるだけの泳力があるんだから、どのクラブに移籍しても喜んで受け入れてもらえるから安心して新しいクラブを探せ。」
「オレの仕事はもう終わってる。それ以上を目指すことは自分と家庭で判断しろ。オレは強くすることには責任は持つが、それには条件がある。その条件にお前は当て嵌まらない。」

「現状維持を繰り返す、もしくは見す見す遅くなっていくプロセスを見たくもなければ、見る必要性も感じない。」
「オレは経験の中でそれを充分に見てきたので経験にならないからだ。」

「弱くなっていく過程は出来れば見たくない。お前の為にもオレのためにもそれは正しい道筋だと思う。ってか、間違いなく正しいってのがオレの見解だ。」

「悪いことは言わない。さっさとアテナを辞めて、お前を認めてくれるスイミングやコーチを探せ!」

本音だし、それで辞めようが、喜んで紹介状くらい書いてやる。

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